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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京

学会原著

CW Nd:YAGレーザー経強膜毛様体光凝固の安全性と有効性の検討

著者: 高橋英敏1 沖坂重邦1

所属機関: 1防衛医科大学校眼科学教室

ページ範囲:P.1233 - P.1237

文献概要

 接触型CW Nd:YAG laser経強膜毛様体光凝固を眼圧コントロール不良な難治性緑内障27症例30眼に施行した。接触凝固用プローブの前端を角膜輪部より後方1.0mmの位置に置き,照射エネルギー1.8〜9.2J,照射後6〜36で毛様体ひだ部を光凝固した。術前眼圧の平均は39.2±3.2mmHg,最終眼圧の平均は22.0±1.6mmHgで,最終的に全例で眼圧下降が得られた。術前眼圧が30mmHg以下の症例では4J,10発前後の照射で長時間眼圧コントロールが期待できるが,術前眼圧が50mmHg以上の症例では6J,20発前後の照射を施行し,必要に応じて追加凝固を検討するほうが安全と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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