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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京 学会原著

ダイ・レーザー光凝固による網膜血管腫の1治療経験

著者: 矢野貴資1 白木邦彦2 加茂雅朗2 大塚尚2 三木徳彦 上江田安彦

所属機関: 1大阪市立北市民病院 2大阪市立大学

ページ範囲:P.1243 - P.1245

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 45歳,女性の網膜最周辺部に位置する約2乳頭径大の網膜血管腫に対して,ダイ・レーザー光凝固術を施行した。強膜側からの圧迫下での強凝固により,血管腫を瘢痕化させることが可能であった(波長:まず590nm次いで577nm,凝固サイズ:500μm,凝固時間:0.5sec,凝固出力:200mW)。このような方法により,従来は冷凍凝固術あるいはジアテルミー凝固術を併用していた網膜最周辺部に位置する網膜血管腫に対しても,光凝固術単独で治療可能であると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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