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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京 学会原著
オフロキサシン点眼時における新生児から成人にいたるまでの血液移行濃度に関する基礎的検討
著者: 松村香代子1 井上愼三2 伊吹肇3 高階秀男3
所属機関: 1国立療養所香川小児病院眼科 2国立善通寺病院 3参天製薬株式会社中央研究所
ページ範囲:P.1265 - P.1268
文献購入ページに移動未熟児および新生児では,25名39サンプル中20サンプルに5.0〜20.3ng/gのOFLX濃度を検出した。この他1名は血清移行につき検討し,10.5ng/mlの血清中OFLXを認めた。
点眼によって吸収されたOFLXの血中濃度は,OFLXの毒性に対して最も敏感な反応を示す幼若犬での実験結果に比較してもはるかに低く,未熟児や新生児においても副作用を起こす危険性はないことが示唆された。
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