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臨床報告
文献概要
正常者,視神経炎において中心視野の測定範囲限定による効果を検討した。対象は正常者と視力0.8以上の視神経炎患者で,第1群は正常者10例10眼,視神経炎12例12眼,第2群は正常者10例10眼,視神経炎17例18眼であった。方法は自動視野計オクトパスによって視野測定し,第1群は中心30°と中心10°を測定する2つのプログラムを,第2群は中心10°と中心5°を測定する2つのプログラムを施行し,共通測定点の平均感度について2つのプログラム間で比較検討した。正常者,視神経炎患者において1,2群とも測定範囲を狭くしていくと,平均感度が上昇することがわかった。
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