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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著
水疱性角膜症における全層角膜移植術の予後と角膜内皮細胞の解析
著者: 井上真1 島崎潤1 村田博之1 真島行彦1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1335 - P.1338
文献購入ページに移動術後2年で70%が術前と比して2段階以上の視力向上を得ており,視力予後は良好と考えられた。移植片透明率は術後1年で91%,2年で77%,3年で67%,4年で50%であった。術後合併症のない例での角膜内皮細胞の減少率は,術後1年で17%,2年で33%,3年で66%であった。術後は拒絶反応や緑内障を高率に発生し,これらの管理が予後を大きく左右すると考えられた。
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