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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著

脈絡膜骨腫の長期経過と中心性脈絡膜萎縮症との関連

著者: 岡本剛1 若林謙二1 瀬川要司1 小又美樹1 河崎一夫1

所属機関: 1金沢大学眼科

ページ範囲:P.1339 - P.1341

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 脈絡膜骨腫の3例を最高9年間にわたり長期間経過観察し,以下の知見を得た。①本症の経過と予後は一定ではなく,かなりのばらつきがある。②本症は眼底後極部に限局した網脈絡膜萎縮巣を呈しうる疾患である。③眼底後極部に網脈絡膜萎縮巣を呈した場合には,脈絡膜ジストロフィーや近視性網脈絡膜萎縮などの中心性脈絡膜萎縮症と鑑別する必要があり,鑑別には超音波検査やCTが有効と思われた。④decalcificationのため腫瘍が消失する可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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