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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著

長崎県島原地方の網膜芽細胞腫の発生頻度と全国調査との比較

著者: 高野潤之輔1 今村直樹1 佐久間正喜1 秋山和人1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1343 - P.1345

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 過去22年間の調査で,長崎県での網膜細胞芽腫の発症頻度は,両眼性では49,564人の出生に1例,片眼性では16,035人の出生に1例であった。これに対し,島原地方では,10,330人の出生に1例と高率であった。島原地方の史実から,関係の深い兵庫県丹波と但馬地方での発症率を調査した。丹波では10,570対1,但馬では10,410対1であり,3地方で発症率は酷似していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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