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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著

サルコイドーシス患者の眼活動性と細胞性免疫の推移

著者: 金井久美子1 小暮美津子1 若月福美1 高橋義徳1 福田尚子1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科

ページ範囲:P.1393 - P.1396

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 眼外活動性のないサルコイドーシス患者30例を対象として末梢血リンパ球サブセットを検討した。
 1.サルコイドーシス患者の末梢血でのCD3陽性細胞,CD4陽性細胞,CD8陽性細胞百分率は,対照に比べ有意に低値を示した。一方,CD11陽性細胞およびHLA-DR陽性細胞百分率は有意に高値を示した。
 2.同一症例では,眼活動性が増加するとCD3陽性細胞百分率は減少し,CD11陽性細胞とHLA-DR陽性細胞百分率は増加する傾向がみられた。
 以上,末梢血CD3陽性細胞,CD11陽性細胞,HLA-DR陽性細胞は,眼活動性を反映し,本症の診断や予後の観察に有用であることが示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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