文献詳細
特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京
学会原著
文献概要
各種ぶどう膜炎67例につき,血清中の免疫抑制酸性蛋白IAPを活動期と非活動期で測定した。活動期のIAPは,ベーチェット病,原田病,原因不明のぶどう膜炎で,対照群よりも有意に上昇していた。ベーチェット病と原田病でのIAPは,活動期では非活動期よりも有意に上昇していた。活動期でのIAPは,ベーチェット病,原田病サルコイドーシス,原因不明例それぞれの間に有意差はなかった。HLAのB27が陽性の急性前部ぶどう膜炎の2例ではIAPが高値であった。
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