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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著
非観血的な涙道内シリコンチューブ留置法による涙道閉塞の治療(Ⅱ)
著者: 高木郁江1 牛島博美1
所属機関: 1国立福岡中央病院眼科
ページ範囲:P.1425 - P.1429
文献購入ページに移動3例で,下涙小管の1/2以上閉塞していたにもかかわらず有効であった。
年齢,涙嚢炎合併,涙小管閉塞の程度以外の再発因子として,感染・アレルギー性炎症・鼻疾患などが考えられた。留置期間は若年例ではほとんどが6か月以内で十分と思われたが,閉塞の程度の強い例や,原因疾患が進行過程にあることが推定される症例では長期に留置する必要があると考えられた。
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