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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(6)1990年9月 東京 学会原著

血清IgE RIST,RASTによるアレルギー性結膜炎の初期病像の解析

著者: 川島重信1 山本修一2

所属機関: 1鹿島労災病院眼科 2富山医科薬科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1445 - P.1448

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 1990年3月までの1年間に受診したアレルギー性結膜炎患者245例(男性99例,女性146例)を対象に,血清IgE RISTおよび,ハウスダスト,ダニ,スギ,ブタクサ,カモガヤの5種類に対するIgE RASTを検査し,他のアレルギー性疾患との合併,発症の季節性,角膜病変の有無などを検討した。IgE RIST値は,1)鼻炎,皮膚炎,喘息の重複する群,2)症状が通年性の群,3)角膜病変を合併する群で高値を示した。IgE RASTでは,1)鼻炎合併群でスギと,2)皮膚炎・喘息重複群でハウスダスト・ダニと,3)通年型でハウスダスト・ダニとの有意な関係を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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