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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

臨床報告

両眼に生じた肺癌原発の転移性虹彩腫瘍の1例

著者: 西岡木綿子1 小島浩樹1 大西克尚1 西田正夫2

所属機関: 1九州大学眼科 2西田眼科病院

ページ範囲:P.1499 - P.1503

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 42歳男性の両眼に発症した転移性虹彩腫瘍を報告した。患者は,肺小細胞癌と診断され,放射線療法,化学療法にて画像上腫瘤は消失した。7か月後の眼科初診時,右眼の9時部虹彩と,左眼11時部虹彩に黄白色凹凸不整の腫瘤があり,右眼の眼圧は上昇していた。前眼部に放射線を照射した後に,腫瘤を含む虹彩全幅切除術を施行した。組織学的検査では,肺と眼の腫瘍は同一の小細胞癌であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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