icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻8号

1991年08月発行

文献概要

臨床報告

ミトコンドリアDNAの解析によって確定診断しえた家族歴の明らかでなかったLeber病の1例

著者: 湯口琢磨1 筋野哲也1 海谷忠良1 渥美哲至2 米田誠3

所属機関: 1聖隷浜松病院眼科 2聖隷浜松病院神経内科 3新潟大学脳研究所神経内科

ページ範囲:P.1521 - P.1525

文献購入ページに移動
 Leber病と考えられる26歳男性とその両親に,白血球ミトコンドリアDNA(mt DNA)の解析を,polymerase chain reaction(PCR)を用いて行い,患者と母親において,Leber病で見い出されている塩基変異を確認し,Leber病と確定診断した。本症例には,同一家系内に他の患者を認めなかったが,PCRを用いた遺伝子解析がLeber病の確定診断上,非常に有用であることが示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?