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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻9号

1991年09月発行

文献概要

臨床報告

海綿静脈洞部に進展した傍鞍部脊索腫の1例

著者: 大槻浩之1 佐藤正治1 越前谷幸平1 村井宏2

所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2市立小樽第2病院脳神経外科

ページ範囲:P.1575 - P.1578

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 片側外転神経麻痺で発症し,約2年の後に全眼筋麻痺に進展し,診断のついた傍鞍部脊索腫の73歳男性を経験した。
 片側性の外転神経麻痺などの外眼筋麻痺をみた場合,少なからず頭蓋内腫瘍によるものがあり,頭蓋底部の腫瘍の可能性を念頭に置き,造影剤の使用を含めたCT scanや,MRIなどの精査を積極的に行うべきと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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