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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻9号

1991年09月発行

文献概要

臨床報告

後発白内障へのYAGレーザーの施行時期

著者: 北條秀雄1 松尾健治1 宮田典男1

所属機関: 1宮田眼科病院

ページ範囲:P.1585 - P.1589

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 YAGレーザーが施行された後発白内障がある無水晶体眼183眼(KPE126眼,ECCE57眼)について,白内障手術時からYAGレーザー施行時までの期間(後発白内障期間),術前最高視力とYAGレーザー施行時の視力との差(視力差)と後発白内障の発生頻度について検討した。平均年齢は66.6±10.0歳であり,後発白内障期間は平均28.6±14.8か月であった。視力差は平均0.54±0.20であった。後発白内障の発生頻度は5年以上経過すると少なくなり,全体で4%であった。30〜60歳代では高齢になるにつれて後発白内障期間は長くなるが,70歳以上になると逆に短くなり,視力回復率は79.3%と他の年齢に比べて悪かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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