文献詳細
文献概要
臨床報告
岡山県南部における結膜アレルギーのアレルゲン検索
著者: 石井フユ子1
所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.45 - P.49
文献購入ページに移動 岡山県南部において結膜アレルギー患者327名に,スクラッチテストによるアレルゲン検索を行い,ヒョウヒダニ,ハウスダスト,そしてカモガヤ,ヨモギ,アキノキリン草花粉の順にその陽性率が高かった。最近注目されているスギ花粉の陽性率は思っていたほど高くなく,牛窓町で測定したスギ花粉の飛散量も少なかった。また高い陽性率を示したカモガヤを含むイネ科花粉は5〜9月まで飛散していた。
同一患者おける重複アレルゲンの数は平均1.7で15.9%の患者が4グループ以上のアレルゲンに陽性であった。結膜アレルギー患者には点眼治療だけでなくアレルゲンの検索も行い,指導治療を行う必要性を提示した。
同一患者おける重複アレルゲンの数は平均1.7で15.9%の患者が4グループ以上のアレルゲンに陽性であった。結膜アレルギー患者には点眼治療だけでなくアレルゲンの検索も行い,指導治療を行う必要性を提示した。
掲載誌情報