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臨床報告
文献概要
岡山県南部において結膜アレルギー患者327名に,スクラッチテストによるアレルゲン検索を行い,ヒョウヒダニ,ハウスダスト,そしてカモガヤ,ヨモギ,アキノキリン草花粉の順にその陽性率が高かった。最近注目されているスギ花粉の陽性率は思っていたほど高くなく,牛窓町で測定したスギ花粉の飛散量も少なかった。また高い陽性率を示したカモガヤを含むイネ科花粉は5〜9月まで飛散していた。
同一患者おける重複アレルゲンの数は平均1.7で15.9%の患者が4グループ以上のアレルゲンに陽性であった。結膜アレルギー患者には点眼治療だけでなくアレルゲンの検索も行い,指導治療を行う必要性を提示した。
同一患者おける重複アレルゲンの数は平均1.7で15.9%の患者が4グループ以上のアレルゲンに陽性であった。結膜アレルギー患者には点眼治療だけでなくアレルゲンの検索も行い,指導治療を行う必要性を提示した。
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