icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻1号

1992年01月発行

文献概要

連載 眼科薬物療法のポイント—私の処方・37

梅毒性網脈絡膜炎

著者: 清水良1

所属機関: 1群馬大学

ページ範囲:P.61 - P.63

文献購入ページに移動
 患者は26歳の健康な女子。職業はエアロビックスの教師である。主訴は右眼の進行性の視力低下。4日前より右眼のぼやけを自覚し,特に中心が見づらいという。1日前に某眼科を受診し,当科を紹介された。初診時の矯正視力は右0.1,左1.5であった。右眼底後極部に約4乳頭径の,境界がやや不鮮明な黄白色の混濁があり,一見漿液性剥離のようであるが,隆起はほとんどみられなかった。蛍光眼底造影所見では,後期像で顕著な蛍光色素の貯留があり,網膜色素上皮剥離の所見を呈していた。虹彩炎はない。左眼底は正常であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら