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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床報告

液体パーフルオロカーボンを用いた硝子体内脱臼眼内レンズの整復

著者: 池田誠宏1 佐藤圭子1 高峯行男1 岩崎哲也1

所属機関: 1大阪市立城北市民病院眼科

ページ範囲:P.1465 - P.1468

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 眼内レンズ(IOL)が挿入7か月後に完全脱臼した1症例に対して液体パーフルオロカーボン(PFC)を用いたIOL摘出術を施行し,同時にIOLの毛様溝縫着術を施行した。PFCを用いたIOLの摘出は容易であり,眼内で鑷子によるIOLの保持も不要でかつ10Lの摘出時に眼球が虚脱することもなかった。さらに,引き続きIOLを毛様溝へ縫着する場合にも,IOLの傾斜,落下などの合併症を生ずることもなく,同時に眼球の形状も保持され,安定したIOLの挿入が可能であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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