icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床報告

低眼圧緑内障を呈した多発性脳梗塞の4症例

著者: 細田源浩1 山林茂樹1 塚原重雄1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1470 - P.1475

文献購入ページに移動
 視神経乳頭が緑内障性の陥凹を呈し,視野は緑内障性変化を示しながら,開放隅角で,眼圧は常に正常範囲にある低眼圧緑内障124例について原因検索を行ったところ多発性脳梗塞がみられた4症例を報告した。
 症例は57〜80歳ですべて男性であった。頭部CT検査により脳内に多発性の脳梗塞巣が認められた。高血圧,糖尿病が2例,狭心症が1例にみられた。
 視神経の緑内障性変化の原因として視神経の栄養血管の循環障害による視神経乳頭の脆弱性のためと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら