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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床報告

スギ花粉症に対する塩酸プロカテロール点眼液の眼誘発反応抑制効果

著者: 佐久間靖子1 三田晴久2 信太隆夫2

所属機関: 1国立相模原病院眼科 2国立相模原病院アレルギー臨床研究部

ページ範囲:P.1517 - P.1520

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 スギ花粉症患者30例に,抗原による眼誘発試験を行い,0.003%,0.001%および0.0003%procaterol点眼液の涙液中ヒスタミン遊離抑制効果を検討した。右眼にprocaterol点眼液,左眼にplacebo点眼液を点眼し,10分後に,スギ抗原液を点眼して,アレルギー反応を誘発した。Proca-terol投与眼の誘発5分および10分後の涙液中ヒスタミン量は,対照眼に比べ,いずれの濃度においても有意なヒスタミン遊離抑制効果が認められたが,3濃度のヒスタミン遊離抑制効果の間には有意差はなかった。Procaterol点眼液はスギ花粉症に対する有効な薬剤であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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