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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻11号

1992年10月発行

文献概要

特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋

抗生物質投与のポイントとコツ

著者: 秦野寛1

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科

ページ範囲:P.12 - P.17

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 現在,眼科領域で主に細菌とクラミジアに対して用いられる抗菌薬には抗生物質と合成抗菌剤が含まれる。抗生物質は現在よく用いられるものとしてはペニシリン系以下大きく数系統があり,合成抗菌剤はフルオロキノロン系がもっぱら主流である。これら多種多様の薬剤の中から,疾患によって最も適切な薬剤を選択することが理にかなっているが,急性感染が多い眼科領域では,これは至難の技である。本稿では抗菌薬を大きく系統別に考えて,特に眼科領域で必要性のある代表的薬剤の選択法を解説したい。従って,眼科細菌感染での重要起炎菌種を鑑み,他科で用いられていても眼科で重要でないものは省いた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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