icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻11号

1992年10月発行

文献概要

特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋

術後消炎薬の使い方と注意点—3)網膜剥離手術術後

著者: 吉田晃敏1 太田勲男1

所属機関: 1旭川医科大学眼科

ページ範囲:P.49 - P.51

文献購入ページに移動
 網膜剥離に対する強膜内陥術術後の消炎薬の使い方についてその概略を述べる。
 強膜内陥術は網膜剥離の範囲や重症度によってその手術法も異なり,従ってそれによる手術侵襲の程度も異なる。一般に本手術法は,他の眼科手術に比べ外眼部に対する手術侵襲が最も大きく,患者が術後疼痛を訴えることもある。また,眼瞼の腫脹,角膜障害によって,術後の管理として最も重要な眼底検査が十分に行えないこともしばしば起こり得,さらに場合によっては再手術を要することもあるので,術後速やかにかつ積極的に消炎を図ることが必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?