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特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋 疾患別薬剤投与プロトコール
ドライアイ
著者: 坪田一男1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院眼科
ページ範囲:P.106 - P.107
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涙液の産生を増やす薬物は未だ臨床応用されていない。そこで人工涙液点眼による対症療法が主体となる。涙液中には上皮成長因子であるEGFや角膜上皮の分化に重要なビタミンAが含まれているため,人工涙液にはこれら生理的活性物質が含まれた方が良いと考えられているが,未だ理想の人工涙液は開発されていない。そこで生理食塩水や,pHと浸透圧の補正されている人工涙液,コンドロイチンなどの粘稠性物質を含んだものが主流となっている。
涙液の産生を増やす薬物は未だ臨床応用されていない。そこで人工涙液点眼による対症療法が主体となる。涙液中には上皮成長因子であるEGFや角膜上皮の分化に重要なビタミンAが含まれているため,人工涙液にはこれら生理的活性物質が含まれた方が良いと考えられているが,未だ理想の人工涙液は開発されていない。そこで生理食塩水や,pHと浸透圧の補正されている人工涙液,コンドロイチンなどの粘稠性物質を含んだものが主流となっている。
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