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特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋 疾患別薬剤投与プロトコール
感染性網膜硝子体炎症
著者: 西村哲哉1
所属機関: 1関西医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.117 - P.120
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網膜硝子体の眼内感染症は以前では結核,梅毒,穿孔性外傷後の細菌性眼内炎が主であったが,近年は減少した。しかし,医療技術の進歩と共に,日和見感染としての真菌性眼内炎やウイルス感染によるものが増加してきた。最近は,新しい抗真菌剤や抗ウイルス剤が次々と開発されており,これらの治療に効果をあげている。本項では内因性真菌性眼内炎,桐沢型ぶどう膜炎(急性網膜壊死),サイトメガロウイルス網膜炎の薬物治療についてのべる。
網膜硝子体の眼内感染症は以前では結核,梅毒,穿孔性外傷後の細菌性眼内炎が主であったが,近年は減少した。しかし,医療技術の進歩と共に,日和見感染としての真菌性眼内炎やウイルス感染によるものが増加してきた。最近は,新しい抗真菌剤や抗ウイルス剤が次々と開発されており,これらの治療に効果をあげている。本項では内因性真菌性眼内炎,桐沢型ぶどう膜炎(急性網膜壊死),サイトメガロウイルス網膜炎の薬物治療についてのべる。
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