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特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋 疾患別薬剤投与プロトコール
緑内障—交感神経薬,炭酸脱水酵素阻害薬
著者: 高瀬正彌1
所属機関: 1自衛隊中央病院 眼科 研究検査部
ページ範囲:P.133 - P.137
文献購入ページに移動緑内障薬物療法の現状
緑内障の治療目的の主なものは,眼圧を健常範囲に調整することであろう。房水排出路の再構築,房水産生の抑制等に観血的手術やレーザー手術,冷凍凝固等が有効であるが,ここでは交感神経薬と炭酸脱水酵素阻害薬に関し検討したい。
これらの治療薬は緑内障の病型,病期,房水循環動態,年齢,病識等の複雑な要因を考慮にいれて薬剤投与プロトコールに組み込む必要がある1)。
緑内障の治療目的の主なものは,眼圧を健常範囲に調整することであろう。房水排出路の再構築,房水産生の抑制等に観血的手術やレーザー手術,冷凍凝固等が有効であるが,ここでは交感神経薬と炭酸脱水酵素阻害薬に関し検討したい。
これらの治療薬は緑内障の病型,病期,房水循環動態,年齢,病識等の複雑な要因を考慮にいれて薬剤投与プロトコールに組み込む必要がある1)。
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