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特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋 疾患別薬剤投与プロトコール
眼筋麻痺・眼筋ミオパシー
著者: 可児一孝1 西田保裕1
所属機関: 1滋賀医科大学眼科学講座
ページ範囲:P.163 - P.165
文献購入ページに移動末梢神経麻痺による眼球運動障害
末梢神経麻痺による眼球運動障害の患者の場合,治療に先立って原因の徹底的検索が必要なのは言うまでもない。すなわちその原因が腫瘍や動脈瘤による圧迫などの場合は速やかに診断を行い,脳外科的治療が優先となる。また糖尿病や高血圧・動脈硬化などが原因となる場合はこの基礎疾患に対する治療が必要となる。
そして眼科的にはまず障害された神経に対しての薬物治療を行う。しかし薬物療法の効果がない場合は,不全麻痺では外眼筋の前後転術,完全麻痺では筋移動術が必要となる。
末梢神経麻痺による眼球運動障害の患者の場合,治療に先立って原因の徹底的検索が必要なのは言うまでもない。すなわちその原因が腫瘍や動脈瘤による圧迫などの場合は速やかに診断を行い,脳外科的治療が優先となる。また糖尿病や高血圧・動脈硬化などが原因となる場合はこの基礎疾患に対する治療が必要となる。
そして眼科的にはまず障害された神経に対しての薬物治療を行う。しかし薬物療法の効果がない場合は,不全麻痺では外眼筋の前後転術,完全麻痺では筋移動術が必要となる。
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