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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻11号

1992年10月発行

特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋

疾患別薬剤投与プロトコール

硝子体混濁・硝子体出血

著者: 出田秀尚1

所属機関: 1出田眼科病院

ページ範囲:P.183 - P.186

文献概要

薬物療法の現況
 硝子体混濁および出血には,表1にあげるようなさまざまな種類がある。種類に応じて薬物療法をするか,手術をするかが決まる。最初から薬物療法が期待出来ないのは表2の中で一次硝子体過形成遺残や硝子体動脈遺残などの先天性混濁,老人性や近視性の硝子体融解,雪玉状混濁やコレステリン結晶の硝子体閃輝症,アミロイド沈着などで視力障害が高度なものは手術が行われる。炎症性混濁や出血性混濁および腫瘍性混濁は,原因に応じて各々薬物治療の対象となるが,効果がなく,かつ高度の視力障害を残す場合は手術療法に切りかえられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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