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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻12号

1992年11月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

角膜上皮障害の新しい病態—Epithelial Crack Line

著者: 大橋裕一1 木下茂1 細谷比左志1 李三榮1 荒木かおる1 切通彰1 前田直之1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1539 - P.1543

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 角膜上皮に生じるひび割れ状の線状混濁をepithelial crack lineと命名し,新しい角膜上皮障害の病態として提唱した。基礎疾患として,角膜ヘルペスや瘢痕性角結膜上皮疾患などが多く,大多数の症例でpalisades of Vogtを欠如していた。Epithelial crack lineは角膜上皮に対する細胞毒性で生じることがほとんどであり,遷延性上皮欠損の前兆としての認識が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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