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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻13号

1992年12月発行

文献概要

臨床報告

緑内障・白内障・後房眼内レンズ同時手術の成績

著者: 橋添元胤1 吉田秀彦1 浜川誠三1 李薫1 松岡美紀子1 田中秀子1 一井泰孝1

所属機関: 1大阪赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1693 - P.1697

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 Trabeculectomyまたはtrabeculoto-my,白内障嚢外摘出術,後房眼内レンズ移植の三手術同時手術,いわゆるtriple procedureを24例33眼に施行し,術後3か月から3年(平均14.7か月)の経過を観察した。原発開放隅角緑内障と水晶体嚢偽落屑症候群に対してはtrabeculotomyを選択し,原発閉塞隅角緑内障・続発緑内障・虹彩前癒着の強い症例・濾過手術既施行例に対してはtrabeculectomyを選択した。術後,視力は73%で2段階以上改善し,眼圧は88%が20mmHg以下にコントロールされ,投薬は70%で減少し,視野は91%で改善または進行しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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