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連載 眼科図譜・307
クリスタリン網膜症の角膜沈着
著者: 坂上欧1
所属機関: 1京都大学医学部眼科
ページ範囲:P.108 - P.109
文献購入ページに移動症例:51歳,男性。家族歴は特記することはない。全身的には問題はない。既往歴では1983年に左眼の角膜上皮剥離で当科を受診しており,約1週間通院治療を受けている。しかし,この時には角膜沈着物をみなかった。その後1989年会社の定期検診で眼底の異常を指摘され,同7月当科外来を再診した。特に自覚的症状はなかった。視力は右O.04(1.0×-4.5D cyl-0.5DAx100°),左0.06(0.8×-5.0D cyl-0.5DAx20°)であった。この時点でも前眼部に異常はなく,角膜沈着物をみなかった。
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