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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻2号

1992年02月発行

臨床報告

スキャンニングレーザーオフサルモスコープによる網膜神経線維層欠損の観察

著者: 千原悦夫1 高橋扶左乃1

所属機関: 1京都大学眼科学教室

ページ範囲:P.129 - P.132

文献概要

 新しい眼底観察装置であるscanning laser ophthalmoscope (SLO)による網膜神経線維層欠損の検出について述べた。43眼を調べ,網膜神経線維層欠損検出のsensitivityは77%,specificityは91%であった。SLOは散瞳不十分な患者でも検査が可能であり,リアルタイムで観察された所見がビデオもしくは写真として記録でき,しかもフラッシュを使わないため患者に対する負担も少ない。網膜神経線維層欠損の検出率は,通常のカメラを用いた無赤光撮影に比べて若干落ちるが,十分臨床的な使用に耐えると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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