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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻2号

1992年02月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・38

角膜移植とのtriple procedureのコツ

著者: 杉田潤太郎1

所属機関: 1眼科杉田病院

ページ範囲:P.167 - P.170

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角膜移植とのtriple procedure
 全層角膜移植の必要な眼に,ある程度進行した白内障が認められた場合,角膜移植をすることにより,この白内障がより進行することはあっても,よくなることは考えられない。Triple procedureにおける危険因子は,角膜屈折度の変化によるIOL度数決定の困難さや,術後炎症の遷延化あるいは感染頻度の上昇などが考えられる。
 これに対して,角膜移植後にIOL手術を行う場合では,IOLの度数計算はより確実なものとなるが,その間有用視力が得られないという欠点がある。また大きな危険因子として,白内障手術を契機に,graft failureの起こる危険が増すことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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