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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻3号

1992年03月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島 学会原著

集団検診受診者を対象とした網膜色素変性の疫学調査

著者: 森敏郎1 高橋久仁子1 谷藤泰寛2 切替ジュン2 玉田康房2 小笠原孝祐2 岩見千丈3 渡辺敏明4 田島達郎5

所属機関: 1岩手医科大学眼科 2岩手県立中央病院眼科 3岩手県立北上病院眼科 4岩手県立胆沢病院眼科 5岩手県予防医学協会

ページ範囲:P.247 - P.249

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 集団検診受診者の眼底写真より原発性網膜色素変性(RP)の疫学調査を施行した。対象は96,965名で,男性40,330名,女性56,635名である。年齢は18〜86歳(平均53.3歳)に分布し,このうち40〜60歳代は80,571名(83.1%)であった。対象者は岩手県の全人口1,415,554名の6.8%に相当した。RPは62名に認められ,全受診者に対する有病率は0.064%であった。RPの内訳は男性28名,女性34名で性差はなく,年齢は60歳代に最も多く(27名)認められた。岩手県の地域別の特徴としては,周囲を隔絶された沿岸部の有病率が高かった(p<0.05)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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