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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻3号

1992年03月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島 学会原著

Blow-out fractureにおける眼球運動障害の検討—MRI動画を用いた考察

著者: 戸塚伸吉1 小出良平1 稲富誠1 深道義尚1 久松克次2

所属機関: 1昭和大学病院眼委科 2関東労災病院放射線科

ページ範囲:P.251 - P.255

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 受傷後翌日から1年3か月までのblow -out fractureの患者19例に対しMRI動画を撮影し,眼球運動障害のメカニズムを検討した。11例に脱出した脂肪組織の中あるいはその方向へ向かうconnective tissue septa (以下septaと略す)の影が確認できた。外眼筋の変位が大きい症例でも筋肉はほぼ全周脂肪組織に包まれており,筋肉が直接骨折部に嵌頓している症例はなかった。Septaの嵌頓は外眼筋の運動を制限することが確認できた。嵌頓したseptaが眼球運動に随伴する視神経の運動を制限する症例もあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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