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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻3号

1992年03月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島 学会原著

胎児眼球の超音波診断について

著者: 金子行子1 大西裕子1 岡田恵美子1 佐々木幸子1 高橋佳代2 相羽小百合2 鴨沢毅3 金子明博4

所属機関: 1至誠会第二病院眼科 2至誠会第二病院産婦人科 3至誠会第二病院超音波検査部 4国立がんセンター病院眼科

ページ範囲:P.279 - P.282

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 超音波検査法の進歩により可能となった胎児眼球の超音波診断の有用性を検討した。正常胎児の超音波像において眼球が判別可能であるためには最低妊娠17週を必要とした。同時に胎生時にすでに異常を生じることが推定される眼疾患について超音波診断の可能性を検討するため,遺伝性網膜芽細胞腫患者の胎児2例について,妊娠第31週より2週ごとに超音波検査を行った。両症例の胎児眼球超音波像に異常を認めなかった。なお,両症例とも出産後ただちに眼底検査を行ったが異常をみなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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