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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻3号

1992年03月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島 学術展示

水晶体形状の生体計測

著者: 坂本保夫1 佐々木一之1

所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.312 - P.313

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 緒言 眼内レンズ挿入術の発展に伴い,水晶体の形状を生体眼レベルでより具体的に知ることも必要となってきた。水晶体前後径は超音波計測により比較的容易に求めることが可能であるが,水晶体前・後面曲率を計測する方法はいまだ確立されていない。前眼部のScheimpflugスリット画像を元にこれまでの幾何学補正1)を発展させ,水晶体の前後径,および前・後面曲率半径を計測した。また,これらより水晶体赤道径の算出を試みた。
 対象および方法 対象は15歳から66歳(平均48.1歳)の透明水晶体を有する60症例,109眼で,0.5%トロピカマイド(ミドリンP®)により極大散瞳した状態での前眼部の形状を画像解析により計測し,正常加齢変化を検討した。Scheimpflug画像の撮影には前眼部画像解析システム(NID EK, EAS−1000)2)を用い,対象眼の垂直方向のスリット断面を撮影した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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