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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島 学術展示
水晶体形状の生体計測
著者: 坂本保夫1 佐々木一之1
所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.312 - P.313
文献購入ページに移動 緒言 眼内レンズ挿入術の発展に伴い,水晶体の形状を生体眼レベルでより具体的に知ることも必要となってきた。水晶体前後径は超音波計測により比較的容易に求めることが可能であるが,水晶体前・後面曲率を計測する方法はいまだ確立されていない。前眼部のScheimpflugスリット画像を元にこれまでの幾何学補正1)を発展させ,水晶体の前後径,および前・後面曲率半径を計測した。また,これらより水晶体赤道径の算出を試みた。
対象および方法 対象は15歳から66歳(平均48.1歳)の透明水晶体を有する60症例,109眼で,0.5%トロピカマイド(ミドリンP®)により極大散瞳した状態での前眼部の形状を画像解析により計測し,正常加齢変化を検討した。Scheimpflug画像の撮影には前眼部画像解析システム(NID EK, EAS−1000)2)を用い,対象眼の垂直方向のスリット断面を撮影した。
対象および方法 対象は15歳から66歳(平均48.1歳)の透明水晶体を有する60症例,109眼で,0.5%トロピカマイド(ミドリンP®)により極大散瞳した状態での前眼部の形状を画像解析により計測し,正常加齢変化を検討した。Scheimpflug画像の撮影には前眼部画像解析システム(NID EK, EAS−1000)2)を用い,対象眼の垂直方向のスリット断面を撮影した。
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