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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島 学会原著
糖尿病性網膜症に対する汎網膜光凝固術後の長期経過
著者: 関根伸子1 竹田宗泰1 鈴木純一1 斎藤哲哉1 奥芝詩子1 吉田富士子1
所属機関: 1札幌医科大学眼科
ページ範囲:P.415 - P.417
文献購入ページに移動視力の経過は,PRP終了後平均4.6年で改善13%,不変38%,悪化49%で半数は視力を維持することができた。視力低下の最大の原因は黄斑症によるもの(64%)であった。全体の84%に網膜症の改善が認められ,PRP終了から平均3.3年後には45%が停止性網膜症となった。PRP終了後に認められた黄斑部浮腫および硝子体出血はそれぞれ26%と41%であった。しかし,硝子体出血を起こした症例のうら67%は3.4年以内に自然吸収された。
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