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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島 学術展示
Blastic crisisに伴い両眼性漿液性網膜剥離をきたした慢性骨髄性白血病の1例
著者: 大越貴志子1 山口達夫1 松葉裕美1 草野良明1 神吉和男1
所属機関: 1聖路加国際病院眼科
ページ範囲:P.488 - P.489
文献購入ページに移動症例 43歳男性。主訴は両眼の視力低下。家族歴,既往歴には特記すべきものなし。1987年よりPh1染色体陽性の慢性骨髄性白血病にて加療中2回blastic crisisをきたし,1990年12月に3回目のblastic crisisにて内科入院となった。ただちにvindesin,cytosine arabinoside (Ara-C),predonineにて化学療法が開始され,また髄液中への浸潤も認められたのでAra-C髄注された。その後一時腫瘍細胞が消失したが,1991年1月11日再び白血球数は80,000/mm3となりVCTAEP療法(vindesin,cyclophosphamide,TPH-adriamycin,BHAC,predonine,VP-16)が2回施行された。2月4日,一時減少していた腫瘍細胞が急増し同時に視力低下を訴えて眼科を受診した。
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