文献詳細
特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島
学術展示
文献概要
緒言 先天性色覚異常にはさまざまな程度のものがあるが,それらをひとまとめにして取り扱うのは職業適正の点からも好ましくない。そのため1972年馬嶋により先天性色覚異常の程度分類が試案され,広く使われている。当科でもこの馬嶋の分類を参考に色覚異常者の程度分類を行っている。今回当科外来を受診した色覚異常者につき検討を行った結果,分類不能の例が若干認められた。この論文ではそれら分類不能例にっき検討した結果を報告する。
方法 1984年から90年までの5年間の問に京都府立医大眼科を受診した先天性色覚異常者477名(うち女性は21名)につき検討した。施行した色覚検査は,仮性同色表3種(石原表国際版,東京医大式色覚検査表(TMC),標準色覚検査表(SPP))と,ランタンテスト(ランタン),パネルD-15(D-15),アノマロスコープ(アノマロ)である。ランタンとD−15は各々2回ずつ行った。
方法 1984年から90年までの5年間の問に京都府立医大眼科を受診した先天性色覚異常者477名(うち女性は21名)につき検討した。施行した色覚検査は,仮性同色表3種(石原表国際版,東京医大式色覚検査表(TMC),標準色覚検査表(SPP))と,ランタンテスト(ランタン),パネルD-15(D-15),アノマロスコープ(アノマロ)である。ランタンとD−15は各々2回ずつ行った。
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