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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島 学術展示
膜形成性脂質異栄養症の1例
著者: 村田正敏1 高橋茂樹1
所属機関: 1山形大学眼科学教室
ページ範囲:P.528 - P.529
文献購入ページに移動 緒言 膜形成性脂質異栄養症は1971年,那須らにより報告された稀な疾患である1)。本症は臨床的に病的骨折や精神神経症状が認められる。病理組織学的には全身の脂肪組織に膜嚢胞変性がみられ,脳においては主に白質の変性萎縮が認められる1〜3)。本邦では約60例の報告がみられる1〜7)が,眼科領域からの報告はない。今回,筆者らは両眼の視野狭窄と眼球運動障害を伴った膜形成性脂質異栄養症の1例を経験したので報告する。
症例 患者:36歳,男性。
症例 患者:36歳,男性。
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