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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻4号

1992年04月発行

文献概要

臨床報告

角膜真菌症の治療経過中にtrophic ulcerと考えられる状態を呈した1例

著者: 鈴木明子1 石橋康久1 加畑隆通1 渡辺亮子1 本村幸子1

所属機関: 1筑波大学眼科

ページ範囲:P.577 - P.580

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 68歳の女性で1年前からのソフトコンタクトレンズ連続装用中,右眼に角膜真菌症が発症した。イトラコナゾール内服による治療を発症4週後に開始した。真菌症は治癒したと判定されたが,角膜上皮欠損は遷延し,trophic ulcerと考えられる病像を呈し,角膜穿孔を合併した。治療用ソフトコンタクトレンズの装用では改善されず,細胞接着性糖蛋白質であるビトロネクチン点眼により治癒せしめることができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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