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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻5号

1992年05月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島 学会原著

ベーチェット病患者における血液房水関門機能の回復

著者: 小木曽正博1 田内芳仁1 板東康晴1 中屋由美子1 三村康男1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.627 - P.630

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 網膜ぶどう膜炎型の眼病変を有するベーチェット病患者で,シクロスポリン投与により最終発作以後1年間以上の寛解を得られた12例19眼を対象として,レーザーフレアセルメーターを用いてその血液房水関門機能を検討した。患者群の最終発作から6か月後と1年後における房水蛋白濃度は正常対照群に比べて有意に高値を示したが,2年後では正常対照群とほぼ同じ値を示した。また年齢の若い症例ほど房水蛋自濃度が早く正常化する傾向があり,年齢と蛋白濃度の間に有意な相関が認められた。しかし罹患年数と房水蛋白濃度の間には有意な相関は認められなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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