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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻5号

1992年05月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島 学会原著

カラーマッピング法による円錐角膜の形状解析

著者: 山本洋子1 前田耕志1 山田景子1 岡本庄之助1 赤木好男1 中山千里2 丸山節郎3 今道正次3

所属機関: 1京都府立医大眼科学教室 2中山眼科 3サンコンタクトレンズ

ページ範囲:P.650 - P.655

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 円錐角膜の形状解析を目的に,円錐角膜患者65例115眼についてコンピュータを用いて角膜曲率のカラーマッピングを試みた。角膜曲率の算出には,コニコイド曲線を利用した。円錐角膜では早期から角膜曲率分布が非対称となり,次第に突出していくことが視認された。さらに,非対称度と突出度の2つのパラメータを定めて解析を行い,正常眼47眼と早期円錐角膜42眼の間には,非対称度,突出度ともに有意差が認められ(p<0.001),これら2つのパラメータが円錐角膜の早期診断に有用と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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