文献詳細
特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
文献概要
緒言 副鼻腔炎の眼科的合併症として,視神経障害や重篤な眼窩蜂窩織炎が知られており,これらの多くは視力障害,眼球突出や眼球偏位などを呈するため,積極的に精査され報告も多い。しかし,眼症状を訴えても他覚的異常所見に乏しい副鼻腔炎症例については,報告1)が少ない。今回,眼痛を主訴とし,屈折異常の他に眼科的異常を認めなかった副鼻腔炎について検討した。
症例 1990年1月より1991年3月までの1年3か月の間に眼痛を主訴として当科を受診し,副鼻腔炎と診断した9例である。7例は眼科初診,2例は内科初診の後,眼科を受診している。性別は男性4例,女性5例,年齢は12歳から61歳で,視力障害や眼瞼腫脹など他覚的異常所見を認めた症例は除外した。
症例 1990年1月より1991年3月までの1年3か月の間に眼痛を主訴として当科を受診し,副鼻腔炎と診断した9例である。7例は眼科初診,2例は内科初診の後,眼科を受診している。性別は男性4例,女性5例,年齢は12歳から61歳で,視力障害や眼瞼腫脹など他覚的異常所見を認めた症例は除外した。
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