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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻5号

1992年05月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島 学術展示

硝子体微量成分の定量法について

著者: 石川聡子1 佐藤恭雄1 中沢満1 玉井信1 小松崎道子2 菱沼隆則2 水柿道直2

所属機関: 1東北大医学部眼科 2東北大病院薬剤部

ページ範囲:P.722 - P.724

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 諸言 眼内液成分は各種眼疾患時に正常時と比較してその組成や含有量に差がみられることが以前から注目されている。これまで動物における房水・血清の微量成分についての報告1,2)がなされているが,筆者らの知る範囲でヒト硝子体を用いた報告は少ない3)。そこで今回筆者らは手術の際に採取された硝子体液を用いて網膜・硝子体疾患に関連が深いと考えられるアスコルビン酸,乳酸,グルコースの3成分に注目し,それらの定量法について検討を行った。
 実験方法 1.硝子体液の採取法:硝子体液1mlの採取はTamaiらにより報告された方法4)を用いた。試料は採取後可及的速やかに−80℃で凍結保存を行った。一部はアスコルビン酸定量用に最終濃度20μg/mlになるようにEDTAを添加した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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