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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島 学会原著
角膜混濁を有する症例に対する硝子体手術
著者: 檀上眞次1 細谷比左志1 池田恒彦1 大橋裕一1 木下茂1 田野保雄1 合田美佐子2 春田恭照3
所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室 2関西労災病院眼科 3国立呉病院眼科
ページ範囲:P.817 - P.820
文献購入ページに移動また,無硝子体眼に対する全層角膜移植手術の透明治癒率は比較的良好であるので,角膜混濁を有する症例に硝子体手術が必要な場合には,一時的人工角膜を用いた全層角膜移植との同時手術を計画する前に,硝子体手術のみが可能かどうか慎重に検討すべきと思われる。また,可能であれば,視力回復のための角膜移植は網膜疾患が安定してから行えばよいと考えられた。
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