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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島 学術展示

混合性結合組織病(MCTD)の眼症状

著者: 森秀夫1 山下千恵1 橋添元胤1 天野浩之1 内田立身2

所属機関: 1高松赤十字病院眼科 2高松赤十字病院内科

ページ範囲:P.870 - P.871

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 緒言 混合性結合組織病(mixed connective tissue disease, MCTD)は膠原病の範疇に属する独立疾患である。これは全身性エリテマトーデス(SLE),全身性強皮症(PSS),多発性筋炎(PM)の臨床症状を部分的に重複し,かつ血清学的には抗RNP(ribonucleo—protein)抗体(抗核抗体の1種)の単独高値が特徴的な疾患で,その有病率はSLE, PSS, PMなどの1割弱と推定されている1)。筆者らの知る限りMCTDに眼症状を合併した症例の報告はない。今回筆者らはMCTDに高度の視力障害を合併し,全身的ステロイド投与が著効を示した症例を経験したので報告する。
 症例 61歳,女性。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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