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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島 学術展示

Wilson病における水晶体前嚢上色素沈着について

著者: 林篤志1 宮崎大1 生島操1 西山苑1 大島禎二1 下村嘉一1

所属機関: 1松山赤十字病院眼科

ページ範囲:P.876 - P.877

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 緒言 Wilson病は常染色体劣性遺伝形式をとるまれな先天性銅代謝異常症である。血清中の銅輸送蛋白であるセルロプラスミン合成障害により,肝臓,脳などの全身の組織に銅の過剰沈着が起こり種々の全身症状をひき起こす1)。今回筆者らは,自覚的全身症状を欠き屈折異常にて眼科を受診し,精査の結果Wilson病と診断された症例を経験し,その水晶体前嚢上黄褐色色素沈着をスペキュラーマイクロスコープ(甲南キーラー社SP5500)を用いて観察したので報告する。
 症例 16歳女性。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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