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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島 学術展示

治療的エキシマレーザー表層角膜切除術後の遠視化について

著者: 高橋圭三1 木下茂1 大橋裕一1 生野恭司1 森村浩之1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.882 - P.883

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 緒言 治療的エキシマレーザー表層角膜切除術は,角膜の形状を保ったまま,ミクロン単位で角膜の表層性病変を除去しうる優れた術式である。現在筆者らの施設において乱視矯正1)および表層角膜病変の治療2)にエキシマレーザーを臨床試用しているが,治療的エキシマレーザー表層角膜切除術後に遠視化の生ずる症例を筆者らは少なからず経験している。そこで今回は,治療的エキシマレーザー表層角膜切除術前後の屈折値と角膜屈折力の変化を検討したので報告する。
 症例および方法 術前矯正視力0.3以下の各種角膜変性症などに対し,円形レーザービームの角膜中央部への単純照射による治療的エキシマレーザー表層角膜切除術を施行した。これらの症例について,術前後の屈折値(8眼)と角膜屈折力(11眼)を比較した。エキシマレーザー発生装置はSummit社製ExciMedUV200LAを使用した。屈折値はオートレフラクトメーター,角膜屈折力はオートケラトメーターおよびフォトケラトスコープにて測定し,屈折値については等価球面度数を,角膜屈折力については平均角膜屈折力を用いて検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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