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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

臨床報告

円錐角膜を合併したWagner様網膜硝子体変性症の1例

著者: 岡本直之1 坂上欧1 本田孔士1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教

ページ範囲:P.888 - P.892

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 症例は両眼霧視を主訴とする30歳女性で,両眼の高度近視,後嚢下白内障,網膜硝子体変性,円錐角膜を認めた。視力はハードコンタクトレンズ矯正下で右0.5左0.4,Wagner病様の網膜硝子体変性(液化硝子体,スイスチーズ様の孔,厚い硝子体膜,網膜硝子体索,網膜色素沈着,白鞘化した血管など)をみたが,網膜裂孔,網膜剥離,全身症状などはなく,色覚,視野,ERGはほぼ正常,3代にわたり家系内に異常者はなかった。今まで報告のない円錐角膜を合併したWagner様網膜硝子体変性症と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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